苫小牧九条の会はこのほど、苫小牧市文化交流センターで開いた集会で、ドキュメンタリー映画「矢臼別物語」を上映した。約80人が鑑賞し、映画を通して平和の大切さを再確認した。
映画の舞台は根室管内別海町と釧路管内の厚岸町、浜中町の3町にまたがる陸上自衛隊の矢臼別演習場内。同地域は戦後、食糧不足に対応するため開拓が始まったが、1962年に陸上自衛隊の演習場を建てる計画が持ち上がった。
土地の買収が進む中、開拓者らが「自分たちが切り開いた土地に住みたい」と組織をつくって闘い、今も演習場内には民有地が存在する。映画では移転を拒否して演習場内に住み続け、2009年に亡くなった川瀬氾二氏を慕い、そこに集って憲法を守る闘いを続け、つながり合う人々の思いや活動を追っている。
憲法記念日に上映し、同会の佐々木功事務局長は「個々の力は小さいかもしれないが、一人一人が平和のために行動すれば、大きな力となる。矢臼別で闘う人たちの姿を通し、平和への思いを強く持ってほしい」と話した。
















