苫小牧市新富町の薬剤師小野寿子さん(59)が、糖尿病の啓発を目的としたピンバッジを作製した。収益金の全額を市に寄付する。糖尿病療養指導士として活動してきた小野さんは「糖尿病への理解を深めるきっかけになれば」と話す。
2001年から日本糖尿病療養指導士として、関連学会に所属している小野さん。「まだまだ偏見や誤解のある病気で正しい知識、理解が必要」と考えており、治療に使われるインスリンが1921年に発見され、100年を迎える今年、そんな思いを形にすることを決意した。
ピンバッジは、国連で「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択された際のシンボルマーク・ブルーサークルと市の公式キャラクターとまチョップを組み合わせたデザイン。4月末から1個660円(税込み)で、宮永商店(弥生町)で販売している。
収益金は全額を市に寄付し、健康増進事業に役立ててもらいたい考え。今後は、11月14日の「世界糖尿病デー」に市内のビルなどをシンボルカラーのブルーにライトアップすべく、関係機関・団体や企業などに協力を呼び掛けていく。小野さんは「別の啓発グッズ作製も検討中。新型コロナウイルスの流行が続いており、当初計画していた勉強会の開催は難しそうだが、病気への理解の一助になるようできることを探したい」と語る。
糖尿病は本来、膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンが十分に働かないため、血液中を流れるブドウ糖が増えてしまう病気。脳梗塞や腎症などの合併症を発症するリスクもある。
















