白老町での芸術文化プロジェクトに関わった札幌市のアーティスト加賀城匡貴さんが、「ねぐせきょうだい」(中西出版)と題した絵本を作った。
表現集団「スケルツォ」を率いる加賀城さんは、日常の風景を別のものに見立てたアートやステージパフォーマンスを発表するアーティスト。2019年秋、白老小学校で「見立て」をテーマにしたアートプログラムを実施し、芸術文化を介して児童らと交流した。
「ねぐせきょうだい」は、絵や文章も加賀城さんが初めて手掛けた絵本。子どもの兄妹が毎朝、髪の毛の寝癖の形をさまざまなものに見立てて想像の世界を楽しむというストーリー。「毎朝が楽しい。あした起きるのが楽しみだ―。そんな子どもたちの日常を描いた作品。コロナ禍の日々が続いているが、そんな中でも親子で絵本を読んでにっこりしてもらえれば」と言う。
A4変型判、32ページ。価格は1100円。全道の主要書店、オンライン書店(アマゾンなど)で扱っている。

















