苫小牧市内の市民団体でつくる「勇払原野で人と自然をつなぐ会」と日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリは15日、市内植苗の同サンクチュアリのネイチャーセンターで「勇払原野の風力発電計画を学ぶ会」を開いた。オンラインでの参加も募り、市内外の約20人が、厚真町内などで検討されている「苫東厚真風力発電事業(仮称)」による鳥類への影響などを学んだ。
厚真町浜厚真と一部苫小牧市の海岸沿いに、10基程度の風力発電施設の建設が検討されている同事業について、事業計画や計画地の自然環境を多くの人に知ってもらおうと企画した。
日本野鳥の会自然保護室主任研究員の浦達也さん(44)がオンラインで講義し、計画地にはタンチョウやオジロワシ、タカ科のチュウヒなど、希少な鳥類が生息していることを説明。風力発電施設が野鳥に与える影響として、回転するプロペラへの「バードストライク(衝突死)」、工事で環境が変化することで生じる「生息地放棄」「生息地破壊」を挙げ、「チュウヒやタンチョウは、環境変化に敏感なため、影響を大きく受けやすい」などと話した。
市内豊川町から参加した50代女性は「事業の推進派、反対派の双方が納得し合えるよう、いろいろな世代、立場の人が参加する話し合いの場が必要だと思った」と話していた。
同事業は大阪ガスの関連会社Daigasガスアンドパワーソリューション(大阪市)が計画。早ければ2024年に着工し、26年の運転開始が予定されている。最大出力は3万8000キロワット。
















