文学作品から問題見詰める 児童虐待テーマに読書会-妙見寺

文学作品から問題見詰める 児童虐待テーマに読書会-妙見寺
文学作品を通して児童虐待問題を話し合う参加者

 苫小牧市音羽町の妙見寺はこのほど、児童虐待を扱った短編集「きみはいい子」(中脇初枝著)をテーマに読書会を開いた。文学好きをはじめ、児童相談を担当する市職員や子どもに関わる市民が約20人参加し、文学作品から児童虐待問題を考えた。

 奇数月恒例の取り組み。1月に市子どもを虐待から守る条例が施行されたことや、昨年市内で母親による幼児の死体遺棄事件が発生したことから、今回の短編集を選んだ。

 参加者は作品の感想を述べながら、虐待問題への考え方を発表。「読み進めるのがつらかった」と言う一方、周りの人の優しい心が虐待被害に傷ついている人の救いになるという描写に着目し「自分も誰かの力になりたい」と話す人が多数いた。

 子どもを取り巻く問題について、社会でどのように取り組むべきかも議論。子ども食堂を主宰する市民は、さまざまな事情から問題行動を繰り返す子どもと向き合う難しさを吐露。子育て中の親を孤立させない地域内のネットワークの重要性を訴える人もいた。

 市こども相談課の職員は、市子どもを虐待から守る条例の理念や1月に双葉町に開設された市こども相談センターについて説明。「まち全体で子どもを見守ることが重要」と語り、地域で様子の気になる子どもを見掛けた際は市に相談や通告をするよう呼び掛けた。

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