苫小牧市のグランドホテルニュー王子の社員らが19日、研修で白老町石山の上村牧場(上村篤正社長)を訪れた。ホテルのレストランで食材として扱う白老牛の生産現場を見て回り、理解を深めた。
視察研修は、互いの経営資源や人材を生かし、企業成長につなげる連携事業の一環として企画。4月には上村牧場の直営レストランへグランドホテルニュー王子のスタッフを派遣し、接客マナーなどを伝授する研修も行った。
今回は、同ホテルの黒井克哉総支配人をはじめ、レストランのシェフやサービス、営業の担当者ら6人が牧場を訪問。上村社長の案内で牧場内の牛舎などを見学し、繁殖や肥育、白老牛生産に懸ける牧場側の思いについて学んだ。
黒井総支配人は「ホテルのレストランで白老牛を提供する上で、スタッフも生産現場を知っておくことが大事だ。それがサービスの付加価値を高めることにつながる」と話した。
両社は6月に互いのレストランで白老牛使用の単品メニュー、7月にはコース料理のコラボメニュー提供を企画している。

















