新ひだか町のJAしずないは、農業における労働力不足解消を目的に、1日農業バイトアプリ「デイワーク」を活用している。生産者登録している農園などには、町内外から人が訪れ、農作業で汗を流している。
「デイワーク」は、農業生産者と求職者を結ぶマッチングアプリ。▽1日単位で仕事の応募ができる▽募集している仕事の詳細、賃金などが把握できる▽画面上の「応募」をクリックすることで仕事が成立する▽賃金の支払いは原則現金で日払い▽履歴書や面接などが不要―といった仕組み。開発者は神奈川県鎌倉市に会社を構える鎌倉インダストリーズの原雄二社長で、スマートフォンから無料でダウンロードができる。
JAしずないは4月に活用を始めた。約1カ月たち、生産者登録している静内神森の上島農園には帯広市や苫小牧市から就労者が来ている。仕事をした人は「1日単位で応募ができるので、休日などを利用して仕事ができる。農業は初めてで、良いきっかけになった」と語る。
同農園代表の上島大輔さんは「人手不足が『デイワーク』アプリで解消された。バイトが農業に興味を持つきっかけになればうれしい」と話していた。

















