苫小牧市は20日、「長期型人材育成研修」と題し、若手職員のグループが市長への政策提案を目指す新たな試みを始めた。部署が全員異なる入庁2~5年目の職員15人が参加。5人ずつ3グループに分かれ、市の成長戦略の方向性を盛り込んだ「都市再生コンセプトプラン」で打ち出した「ウオーカブルな(歩きたくなる)まちづくり」に向け、政策の具体化を目標に掲げている。
職員に課題解決力やマネジメント力を身に付けてもらう目的で企画。4カ月に及ぶ研修で、座学やグループ討議、実地調査などを経て、最終的に練り上げた政策を岩倉博文市長らの前でプレゼンする。内容次第では次年度以降に予算付けされて事業化する可能性も秘めている。
1回目の研修が20日に市職員会館で実施。民間企業のコンサルティングを手掛ける経営者の講話の他、国際リゾート戦略室の職員からコンセプトプランの策定経緯の説明も受けた後、グループごとに政策立案に向けた意見交換に入った。
この中で、今のまちの利点と課題に注目したり、親子や高齢者などターゲットを絞った魅力発信のアイデアを話し合ったり、最初に思いつくまま苫小牧の特徴を言い合った上で整理したりと、進め方にグループの個性が光った。入庁5年目という資産税課の高家涼雅さん(22)は「部署が異なると注目する視点も違うことを感じ、勉強になった。市の政策として採択される可能性もあるので、やりがいを感じる」と話した。
















