苫小牧市柏原で植物工場を操業するJファーム(石島武社長)は21日、工場敷地内の直売所「ピリカ」で自社製品以外の販売を始めた。苫東地域から農業の魅力を発信しようと、毎週金・土曜に取り扱い品目を拡充する試み。初日は約80人が訪れ、新鮮な野菜などを買い求めた。
同社は最先端の植物工場でミニトマトとベビーリーフを生産し、直売所で自社製品を販売してきた。地元農業の魅力発信に貢献しながら新型コロナウイルス禍に伴う同店の集客や需要の低迷を改善しようと、売り場を3倍近い約30平方メートルに広げるリニューアルを実施。週末に取り扱い商品を拡充させることにした。
この日は地域の農家の集まり「たるまえ青空市」、菌床シイタケの宝光錦岡工場、北海道興農社(安平町)など、市内外9事業者の約70品目が並んだ。緊急事態宣言により苫小牧、安平の道の駅が臨時休館したことで行き場を失った近隣農家の野菜も並び、食品ロス対策にも一役買った。
普段からトマトを買いに訪れるという市内北栄町の主婦、松谷富美恵さん(55)は「近隣の野菜が集まっていて良かった。また来たい」と大喜び。直売所のためにそば粉の小売り商品(500グラム税込み500円)を用意した、北海道そば製粉(柏原)の松島永典社長(62)は「自分たちのことを知ってもらういい機会。”ご近所”で協力していけたら」と話していた。
Jファームは緊急事態宣言を踏まえ、PRを自粛し、入場者数を制限するなど、コロナ対策を徹底しながら営業。営業・総務統括部長、竹内秀智さん(47)は「宣言期間が明けたらのぼりを立ててPRし、ミニトマトの試食や詰め放題もしたい」と語る。6月19日を皮切りに毎月第3土曜に青空市「Jマーケット」も計画している。
直売所は午前10時~午後3時。営業時間内でも売り切れ次第、終了する。問い合わせは同施設 電話0144(84)1820。
















