苫小牧港・西港北埠頭(ふとう)のキラキラ公園=苫小牧市入船町=で今月18日、園内の遊水路で遊んでいた市内の男児(3)が何者かに放置されたガラスの破片で足の裏を切るけがを負う事故が起きた。男児の父親(45)は「ガラスを放置した人は、自分の行動が誰かの悲しみにつながることを考えてほしい」と憤る。事故を受け、公園を管理している苫小牧港管理組合は遊水路の水を抜いた上、大掛かりな清掃作業を実施した。
父親よると、放置されていたガラス片は透明で、遊水路内や周辺に粉々になって散乱していた。「ガラスが散乱した箇所は複数あり、誰かがガラス瓶をたたきつけるようにして割った跡のようだった」と振り返る。
男児は傷の痛みから日常の歩行に影響が出ているといい、父親は「軽率な行動が誰かを傷つけ、誰かの自由や楽しみを奪う事態になることを分かってもらいたい」と訴える。
傷は深く、出血量も多かったことから、男児はすぐに病院で処置を受けたがガラス片が傷口に残っている可能性もあり、経過観察中という。
事故の直後、同公園の管理人が遊水路内を清掃。翌19日には苫小牧港管理組合が専門業者に依頼し、水を抜いた上、危険物を取り除いた。
同公園では過去にも遊水路にくぎが打ち込まれるなど、一部の心無い人の行動によって利用者が危険にさらされるケースが発生。同組合の担当者は「故意か過失かは分からないが、状況から見て誰かが水路でガラスを割り、それを放置したことは確か。公園は皆さんに正しく安全に使ってもらうことを前提とした施設であることを、いま一度、認識してもらいたい」と呼び掛ける。
今回の事故とは関係なく、同組合は新型コロナウイルスの緊急事態宣言期間中は利用者の密を避けるため、噴水や遊水路の水は抜いたままにするという。



















