北海道経済産業局長に17日付で着任した池山成俊氏=写真=が21日、札幌市内で記者会見し、「これまで蓄積した知見と経験を生かし北海道経済の発展に貢献したい」と抱負を語った。
池山氏は「北海道の農畜産物の輸出促進、電力の安定供給とカーボンニュートラルの実現、航空宇宙などのニュービジネスや新産業の育成に取り組みたい」と意欲。国際エネルギー機関(IEA)での勤務経験があり、高エネルギー廃棄物の最終処分場の建設について「各国が抱える課題」とし、「将来世代に負担を先送りはせず、国民や地域の理解を得ながら現世代で取り組むべき課題」と説く。
家庭や産業界の負担になっている全国的にも高い本道の電気料金には「コスト低減と安定供給の確保、二酸化炭素(CO2)削減のためには、泊原発(後志管内泊村)の再稼働を進めることが重要」とも述べ、「安全性の確保が大前提」とした上で「新規制基準に適合することが確認された場合には、地元自治体の理解と協力が得られるように努力したい」と語った。
池山氏は、農林水産省で農林水産物と食品の輸出促進、資源エネルギー庁で省エネや電力・ガス事業にも携わり、北海道とのゆかりが深いという。
パリ駐在時に親しんだワインとチーズに興味があり、「北海道の産地も訪ねてみたい」とも。
東京大法学部卒。1990年4月に当時の通商産業省入り。大臣官房企画官、資源エネルギー庁長官官房国際課国際エネルギー戦略推進室長、IEA上級エネルギー分析官を経て前職は農水省大臣官房輸出促進審議官。徳島県出身。53歳。
















