ミニトマト「太陽の瞳」出荷 順調な生産に期待 新ひだか

ミニトマト「太陽の瞳」出荷 順調な生産に期待 新ひだか
ミニトマト「太陽の瞳」の出荷が始まったJAしずない選果場

 新ひだか町静内のしずない農協選果場で、静内産ミニトマト「太陽の瞳」が出荷されている。同町の農産物の主力品目で、昨年は春先の天候不順や夏の高気温で生産販売額が減少し、8億3200万円(税込み)となった。関係者は今年の順調な生産に期待をしている。

 静内産ミニトマトは、道内でもトップクラスの販売額。今年は47戸の農家が、前年よりやや多い約30・8ヘクタールに作付けし、出荷額を約9億円に設定している。

 農協によると4月は天候不順だったが、5月に入って晴天が続き、出荷できるミニトマトはやや大きめに育ち、例年並みになってきたという。

 市場価格は昨年を上回り、札幌市では1キロ600円~650円で取引されている。現在の出荷先は地元や道内、6月からは首都圏や中部、関西方面となる。

 選果場での出荷はこのほど始まり、今後、徐々に本格化する見込み。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策で、選果時はコンベヤーの中心にビニールシートを設置している。需要は学校やレストランで減っている一方、外出自粛で店頭販売が伸びており、ほとんど影響はないという。

 選果ラインの稼働は、初夏と秋にピーク(6月下旬から7月上旬と9月下旬から10月上旬)を迎え、11月中旬まで続く予定。40人以上の作業員で選果や箱詰めをするという。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る