むかわ町穂別地区で発掘されたハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)が、7月10日~8月29日の約2カ月間、名古屋市で開催される恐竜展覧会イベント「ジュラシック大恐竜展」に出展される。
イベントは、現地のテレビ局やスタジオなどでつくる同展実行委員会が主催。むかわ竜の町外出張は今年2~3月に北海道博物館(札幌市厚別区)で開かれた企画展以来。道外だと2019年7~10月に東京・上野の国立科学博物館で開催された「恐竜博」以来となる。
会場は、金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)を使用。むかわ竜の全身復元骨格(レプリカ)のほか、世界最大級となるティラノサウルス「スコッティ」のレプリカも登場する。
レプリカの取り扱いを行うむかわ地域商社「M Dino」(エムディノ)では、レプリカ展示に合わせてパネルの掲示協力や関連グッズの販売、さらには町をアピールするブースの設置も検討。同展を、町とむかわ竜をPRする絶好のチャンスと捉えており「万全の体制を整え、成功させてほしい」と期待する。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が愛知県にも発令されており、今後の動向を注視しながら準備を進めることになりそうだ。

















