第74回北海道高校サッカー選手権大会兼全国高校総合体育大会サッカー競技北海道予選会室蘭支部予選会第2日は26日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場で2回戦6試合が行われ、ベスト8が出そろった。苫小牧東が苫小牧高専に5―0で圧勝。北海道栄は苫小牧工業に2―0で勝利した。駒大苫小牧と苫小牧中央も初戦を突破し8強入りした。
▽2回戦
駒大苫小牧2-0伊達緑丘
苫小牧中央2―0室蘭清水丘
苫小牧東5―0苫小牧高専
北海道栄2―0苫小牧工業
道大谷室蘭8―0苫小牧南
室蘭栄0―0伊達開来(PK5―4)
―苫高専、課題見いだし前向く
苫小牧高専は、苫小牧東のコーナーキックやサイドからのクロスに合わされ失点を重ねた。3年生も含めて挑む全国選手権の支部予選に向けて修正点が見つかり、MF山本主将(3年)は「クロスへの対応は選手権までに改善したい」とリベンジを誓った。
ポゼッションを奪えない時間が長く続き、カウンター狙いの布陣を敷いたが、好機はなかなか生まれなかった。山本主将は「うまくいかずに焦ってしまった面はある。やりたい攻撃の形をさせてもらえなかった」と悔しさをにじませた。
守備で空中戦では競り負けていたものの、完全に守備陣形を崩された場面は少なかった。長尾監督は「1対1の場面も相手を苦しめていたと思う。できることを伸ばして足りない力を補っていければ」と前向きに語った。
―苫南、大谷室蘭を対手に奮闘
苫小牧南がプリンスリーグ所属の強豪、北海道大谷室蘭に0―8で敗れ、3年生の引退が決まった。MF伊藤主将(3年)は「気持ちで負けずに全力プレーができたので悔いはない」とメンバーの思いを代弁した。
ラインを上げて敵陣でプレーできていたが、決定打が出なかった。チャンスは道大谷室蘭の堅いバックラインに阻まれ続けた。伊藤主将は「いい体勢でのシュートが打てなかった」と振り返った。
3年生はこの試合を最後に高校部活動に終止符を打った。昨年は新型コロナウイルスの影響でインターハイは中止になっていただけに、「今年はこうして大会ができていることに感謝したい」と伊藤主将。後輩に向けては「格上相手でも粘り強く戦えるチームをつくってほしい」とエールを送った。




















