2021年春の叙勲で瑞宝単光章(国勢調査功労)を受章した安平町早来富岡の元国勢調査員、菊地弘さん(81)の伝達式が27日、町役場総合庁舎で行われ、及川秀一郎町長から勲記と勲章が手渡された。
菊地さんは1970年10月に国勢調査員として任命されて以来、昨年10月まで計10回にわたり調査員として活躍。豊富な経験と知識を生かし、正確かつ迅速に職務に当たり、地域住民に国勢調査の重要性、必要性を説くなど意識の高揚を図ってきた功績が大きく評価された。
また、70年から90年までに農林業センサス調査員として5回、71年から99年までに北海道農業基本調査員としても24回にわたって従事。このほか早来農業協同組合理事や近隣1市5町の農協が合併して2001年に発足したとまこまい広域農協の役員としても尽力した。11年から14年4月までは代表理事組合長も務め、組合の運営や負担軽減などに手腕を発揮した。
菊地さんは「これまでのことを思い起こすと、国政調査員を30代で引き継いでからあっという間に50年がたった。皆さんにお世話になって、受章することができた」と喜びを語った。

















