苫小牧市は、苫小牧港・西港周辺のウオーターフロントと中心市街地の活性化のため官民連携の「市都市再生プロジェクト委員会」(会長・岩倉博文市長)を立ち上げた。7月には、キラキラ公園(入船町)にキッチンカーによる飲食コーナーを設け、にぎわい創出効果を調べる実証事業を予定している。
委員会は26日付の書面総会で設立された。市の「都市再生コンセプトプラン」に基づき、同公園や中心市街地の新たな魅力づくりに向け、食や音楽をテーマにしたイベントを計画している。財源は企業版ふるさと納税から捻出し、企画提案を求める公募型プロポーザル方式で委託事業者を選定する。新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、複数年をかけ事業化を進める考えだ。
また、同プランで示した将来のJR苫小牧駅前や周辺エリアのイメージ図に対し、市民や各層の議論を促し、出てきた意見やアイデアを取り入れた「エリアコンセプトブック」(仮称)を作る。関連する講演会も複数回開催し、市民にPRしていく。さらに、再生エネルギーなどの次世代産業に関する企業への情報発信や学術機関も含めた研究ができる拠点を、市の中心部に構築できないかも探る。
都市再生コンセプトプランは2020年度に策定され、世界的な建築家・隈研吾氏の事務所が将来のイメージ図を作成した。ウオーカブルな(歩きたくなる)まちづくり▽ウオーターフロントの魅力発信▽次世代産業の展開▽人材育成・多文化共生―の4点を軸に、交流人口の増加を目指す。
委員会は同プランを具現化するための新たな組織で、苫小牧商工会議所、苫小牧港管理組合の他、苫小牧観光協会、苫小牧信用金庫も構成メンバーとなっている。事務局の市国際リゾート戦略室は「プランを見た高校から話を聞きたいという要望があり、こうした声にも応えたいと考えている。まちづくりの議論を促していけたら」と話している。
















