連合北海道などでつくる北海道高校生平和大使派遣実行委員会(藤盛敏弘実行委員長)は、2021年度の「高校生平和大使」に室蘭栄高2年の杉本登唯(とうい)さん(16)、札幌開成中等教育学校5年の佐藤里菜さん(17)と高橋希花(ののか)さん(16)を選んだ。3人は28日に札幌市内のホテルで記者会見し、核兵器廃絶と世界平和を訴える活動への抱負を語った。
高校生平和大使は、核兵器廃絶と若い世代に平和運動を継承することを目的にした活動。1988年に長崎の市民団体が開始し、現在は神奈川、静岡など全国に拡大し、今年で24年目。スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、「高校生1万人署名」を届ける活動を継続している。2013年からは外務省に「ユース非核特使」として委嘱され、18年からはノーベル平和賞の候補にもノミネートされている。
道内では13年から毎年2~3人を派遣しており、今年は14人が応募。ウェブ面接などで3人を選抜。9代目の高校生平和大使となる。
コロナ禍で札幌で行った記者会見には、札開成の佐藤さんと高橋さんが出席し、室栄の杉本さんはオンラインで参加。佐藤さんは「語り合う場をオンラインで設けるなど、コロナ禍でもできる活動で伝えていきたい」、杉本さんは「核兵器は絶対悪であることを世界と共有したい」、高橋さんは「核の恐ろしさ、脅威を世界に知ってもらいたい」と抱負を述べた。
高校生平和大使は、他の都府県選出のメンバーと共に8月に国連欧州本部を訪れ、署名を手渡す活動が慣例となっているが、昨年はコロナ禍で中止。実行委事務局によると、今年も訪問のめどは立っていないという。ただ、来年1月にオーストリア・ウイーンで開催する見込みの核兵器禁止条約の締結国会議を傍聴することも検討している。
















