千歳市の支笏湖で1日、初夏の訪れを告げるヒメマス(チップ)釣りが解禁された。待ちわびた釣り人たちが早朝から船出し、大物を狙った。8月31日まで楽しめる。
この日、釣り人たちは解禁時刻の午前3時から続々と動力船で湖に繰り出した。支笏湖漁業協同組合によると、午前4時ごろの天気は晴れで気温6・5度、水温9度とヒメマスにとっては快適な環境。風も波も穏やかな釣り日和となった。
地元関係者でつくる支笏湖ヒメマス釣魚対策協議会によると、午前6時までの出船数は、前年比7隻増の163隻。釣り人らは場所を見定めて水深18~25メートルまで釣り糸を垂らし、活発に体をくねらせる銀りんを釣り上げた。例年、3年魚と呼ばれる体長20~25センチの魚体が多く釣れるが、今年は体長30センチほどの4年魚も目立った。
支笏湖でヒメマス釣りを始めて7年ほどになるという苫小牧市の香川博行さん(64)は約50匹の釣果。「昨年より数は少ないが、型のいい魚がそろった」と笑顔。夫婦で25年間ヒメマス釣りを楽しんでいるという、札幌市の若狭安成さん(60)と尚子さん(62)は「見た目の美しさとおいしさが魅力」と述べた。
同漁協の福士國治組合長(72)は「初日から多くの船出と釣果が報告されている。この調子で3カ月間の釣果に期待したい」と話していた。
支笏湖のヒメマス釣りは資源保護のため、毎年6~8月に解禁期間が設定され、遊漁証(券)の購入と釣行中の携行が必要になるほか時間帯や区域にも制約がある。
















