苫小牧市のふるさと納税 過去最多の5・8億円、登録サイト増や 「インスタ」開設PR強化で好調

苫小牧市のふるさと納税 過去最多の5・8億円、登録サイト増や 「インスタ」開設PR強化で好調
昨年10月に開設された苫小牧市のふるさと納税公式インスタグラム

 2020年度のふるさと納税による苫小牧市への寄付額(速報値)は、19年度比26%増の5億8156万4100円で過去最高だった。登録するポータルサイト数を増やし、写真共有サイト「インスタグラム」にふるさと納税専用アカウントを開設するなどPRを強化したことが好調の背景にあるとみられる。

 08年度に創設されたふるさと納税は、出身地や居住地以外でも応援したい自治体に2000円以上寄付すると、住民税などが一定額控除される仕組みだ。

 市への寄付額は17年度に初めて1億円を突破し、その後も18年度2億6765万3000円、19年度4億6245万2000円と右肩上がり。寄付件数も年々増え、昨年度は3万6944件に上った。

 市政策推進課によると、寄付の返礼品は約200種あるが1番人気はティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの紙製品。例年同様、8割以上の人が選んだ。このほか20年度に引き合いが強かったのは、ぎょうざの宝永(北星町)の冷凍餃子。2月に返礼品として追加されたばかりだが、テレビで取り上げられるなどし話題になった。ハーバー(新開町)の化粧品や王子サーモンの北海道工場(有明町)で作るスモークサーモンも人気だったという。

 寄付額は1~3万円が9割で、関東甲信越地方在住者からの寄付が半数を占めたという。

 市はこれまで、ふるさと納税の仲介サイト「ふるさとチョイス」と「ふるぽ」に登録してきたが、昨年8月に「さとふる」を追加。同10月にはインスタグラムでのPRも開始した。

 今年4月には「楽天ふるさと納税」からも寄付できるようにしており、21年度のふるさと納税は5月末時点ですでに約9000万円。同課は「ふるさと納税ブームが続いている。登録サイトを増やしたこともあり、応援してくれる人が着実に増えている」と話す。

 一方、昨年7月に募集を開始した市への「企業版ふるさと納税」は4件、1107万5455円。自治体の地域活性化事業に寄付した企業の税負担を軽減する制度で、市はこちらもPRを強化する。

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