道議会最大会派の自民党・道民会議(52人)は2日、断続的に議員総会を開き、投票の結果、小畑保則氏(72)=釧路市区・5期目=を議長に内定した。正式には15日に開会する定例道議会本会議で、第33代の議長に選出される。一方、副議長には第2会派、民主・道民連合(27人)の市橋修治氏(71)=後志地域・4期目=の就任が内定している。
道議会は慣例で2年置きに人事を行い、議長は第1会派から、副議長は第2会派から選出されている。自民党・道民会議では、議長を5期生から選出しており、今回は小畑氏のほか、吉田正人氏(60)=稚内市区=、千葉英守氏(71)=札幌市中央区=、中司哲雄氏(73)=根室地域=の計4人が立候補した。
午後0時半から開かれた議員総会では、4氏が所信表明演説を行った後、52人の全議員が投票。開票結果は明らかにしていないが、関係者によると小畑氏が20票、吉田氏が17票、千葉氏が10票、中司氏が5票を得票。いずれも過半数(27票)に達していないため、上位2人による決選投票にもつれ込み、小畑氏が27票、吉田氏が25票を獲得。わずか2票差で小畑氏が競り勝った。
小畑氏は釧路市出身で、釧路市議を経て2003年の道議選で初当選。17年から2年間、党道連幹事長も務めている。
終了後、記者団の取材に応じた小畑氏は、二元代表制の議長として知事に対応する姿勢を改めて示したほか、地方議員の成り手不足解消のため「議員の身分保障問題にも力を注ぎたい」と強調。議員定数や政務活動費などの議会改革への意欲も示した。
今回の議長選では、一昨年の知事選の自民党の候補選びに端を発し、迷走した今年の党道連会長人事までの対立の構図がそのまま再現された格好。知事選で当時の国土交通省官僚を推した勢力、道連会長人事では高橋はるみ参院議員を推した勢力が中心となって小畑氏を支持。鈴木直道知事、伊東良孝道連会長を支持した勢力が中心の吉田氏に競り勝った。ただ得票差は拮抗(きっこう)しており、激しい権力闘争が継続している。
















