苫小牧市澄川町のパン店「パン工房むぎ麦」(石見勝政代表)は今夏、小学生に販売やパンの袋詰めなどを体験してもらう「一日店員さん体験」を計画している。働くことの楽しさを体験してもらいながら、職業観を養う手助けを目的とした同店独自の地域貢献活動で、市内のパン店では珍しい試みだ。
店員体験は小学3年~6年生が対象。所要時間は約1時間で、1回当たり2人まで受け入れる。コッペパンにクリームなどの具材を詰めたり、パンを袋に詰めたり、レジを打ったりといった作業を体験。衛生管理や手の正しい洗い方といった、食品を取り扱う上で重要な知識も伝える。参加は無料だが、体験の最後には子どもが手掛けたコッペパンを保護者に購入してもらう考えだ。
石見妙香店長は以前から地域における子どもの健全育成に力を入れており、認定こども園や小学校などへの絵本寄贈や、市内の子ども食堂活動に協力してきたという。さらに一歩踏み込んだ活動を模索する中、高校生の長女が「自分が働く仕事のイメージがつかない」と話していたのを耳にしたことをきっかけに、今回の企画を発案。知人の家族に協力を呼び掛けて体験の予行練習も行ったという。
店員体験は新型コロナウイルスの感染状況を見ながらになるが、早ければ今夏には始めたい考え。募集は同店のフェイスブックページなどで行う予定。石見店長は「世の中にあるたくさんのお仕事について興味を持つきっかけになるとうれしい」と話している。
















