苫小牧市音羽町の一軒家の庭に8日、野菜やハーブ、花の苗を販売するチャリティー園芸店「ぴとぴと。」がオープンする。NPO法人木と風の香りの代表辻川恵美さん(40)が開設し、売上金を市内双葉町で運営する子ども食堂の活動資金に充てる。辻川さんは「珍しい苗を扱っているので、ぜひ気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
同法人は2017年6月から辻川さんの自宅庭で子ども食堂「木と風の香りカフェ」を開いてきたが、利用者増で手狭となり、昨年12月に双葉町の一軒家に同カフェを移転。空きスペースとなった音羽町の旧拠点の有効活用へ、園芸店オープンを決めた。
「ぴとぴと。」では、植物好きな辻川さんが手塩にかけて育てた苗を1株350円(税込み)、3株1000円(同)で販売。経費を差し引いた売り上げの全額を同法人に寄付し、食材購入や光熱費などの経費に充てる。
オープン時には、ヒョウタン形の実が付くイエローペアトマト、そのまま食べることもできるソバのスプラウト(新芽)、ピンク色の花が咲く忘れな草など約25種類を販売する。その後も育った苗を随時販売する予定で、最大で約50種類を取り扱う。
園芸店のオープンと並行し、かつて子ども食堂として使っていた庭の小屋を子ども食堂資料館として開放することも計画。写真や資料などを展示して子ども食堂の運営ノウハウや雰囲気などを紹介することで、子ども食堂に対する市民の関心や理解を広げたい考えだ。
資金を集めるため、辻川さんは4~5月、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングを実施。当初の目標額の15万円円を大きく上回る25万円の寄付が集まったという。辻川さんは、協力に感謝しながら「食堂を利用する子どもたちの中には植物好きも多く、楽しみながら園芸店に関わってもらえるような活動もしたい」と意気込む。
「ぴとぴと。」の住所は音羽町1の5の15。平日午前9時~午後4時に営業。土、日曜定休だが平日も休む日があるため、来店の際は同店のフェイスブックページなどで確認を。駐車は近所の「カガオートサービス」前。
問い合わせは同法人 電話0144(77)4377。
















