危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章 元厚真支署長の吉村さんに表彰伝達

危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章 元厚真支署長の吉村さんに表彰伝達
瑞宝単光章・消防功労を受章した吉村さん(中央)

 胆振東部消防組合の職員として40年にわたって活躍し、地域防災に尽力した元同組合消防署厚真支署長の吉村正弘さん(69)=町内在住=が今春の危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章(消防功労)を受章した。7日に町役場で表彰伝達が行われ、宮坂尚市朗町長から賞状と勲章が手渡された。

 吉村さんは同組合が発足した翌年の1972(昭和47)年4月から厚真支署で消防士としてキャリアをスタート。消防士長、消防司令補総務課係長、厚真支署の副支署長などを歴任し、2009年4月から厚真支署長に就任。消防の使命の重要性を深く認識し、火災予防の徹底に献身的に努力したほか、時代の流れに即応できるよう高度な技術の鍛錬を怠らずに精進した。

 受章について、吉村さんは「僕の力は微々たるものだが、支署に入った時から先輩消防士、同僚、後輩、消防団員にお世話になった。無事にやってこられたのは、家族の支えがあったから」と感謝の言葉を述べ、「今後、組合にはさらに発展してほしい」と後輩たちにエールを送った。

 宮坂町長は「繰り返される災害に苦労されたと思う。40年間、組合の発展に寄与していただき、ありがとうございました」とねぎらいの言葉を掛けた。

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