個人戦・苫小牧勢は全国切符ならず―高校ソフトテニス道予選

男子個人ダブルス4回戦で激しいラリーを交わす苫東2年の加藤・西内組=8日、市緑ケ丘公園庭球場

 第74回北海道高校ソフトテニス選手権大会兼第71回全国高校ソフトテニス選手権大会北海道予選会第2日は8日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で個人戦ダブルスの男女トーナメント4回戦までが行われた。8ペアが準々決勝に駒を進め、合わせて全国大会(石川県)出場を決めた。
 苫小牧勢は男子の加藤陽紀(2年)・西内舜敬(同)組=苫小牧東=、女子の平島やよい(3年)・中田和花(同)組=同=の4回戦敗退が最高だった。
 第3日の9日は男女別の個人戦ダブルスの準々決勝以降と団体戦のトーナメント1回戦が行われる。

―苫東・男女2ペアが奮闘
 個人戦ダブルスに挑んだ苫東の男子加藤・西内組、女子平島・中田組が、地元開催の大舞台でそれぞれ奮闘した。
 2回戦から登場した加藤・西内組は初戦を4―0のストレート勝ち。続く3回戦では4―3と接戦を制した。勝てば全国大会出場が決まる4回戦の相手は強豪道科学大学高の岩城・小笠原組。多くの仲間が見守る中、粘り強く激しいラリー戦を繰り広げたが2―4で惜しくも及ばなかった。
 「自分の課題を感じた試合だった」と加藤。一方の岩城は「決められるところは決められた。しっかりと戦えた」と前を向いた。
 5月の室蘭支部予選を準優勝し今大会に挑んだ平島・中田組は4回戦で旭川実業の尾崎・山田組と対決し0―4と完敗。中田は「球を打ち返すことに精いっぱいだった」と悔やんだが、渋谷監督は「100点満点の試合をしてくれた」とかばった。
 9日には高校年代最後の公式戦となる団体戦がある。平島は「最後にみんなのために貢献したい」と気持ちを切り替えていた。

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