5月の道内企業 7業界 景況感4カ月ぶり悪化 帝国データ

5月の道内企業 7業界 景況感4カ月ぶり悪化 帝国データ

 帝国データバンク札幌支店は、5月の道内企業の景気動向調査結果を発表した。新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が5月16日から本道に発出された影響を受け、景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比1・7ポイント減の34・5となり、4カ月ぶりに悪化した。

 全国平均の景気DI(37・5)との比較では、北海道は7カ月連続で下回った。その差は3ポイントとなり、前月から0・9ポイント拡大した。

 企業の規模別では、中小企業が前月比1・8ポイント減の33・9となり、4カ月ぶりに悪化。大企業も1・4ポイント減の37・2と6カ月ぶりに悪化。大企業と中小企業の差は3・3ポイントとなり、前月から0・4ポイント拡大した。

 業界別の景気DIでは、9業界中、農・林・水産、不動産、製造、卸売、小売、運輸・倉庫、サービスの7業界で悪化。特に製造は、飲食料品・飼料・機械製造が悪化し、前月比4・6ポイント減の29・7と大幅に悪化し、5カ月ぶりに30を割った。小売も3・2ポイント減の29・5、サービスも1・5ポイント減の28・4と30を下回る低水準となった。

 一方、建設(0・5ポイント増の42・2)と金融(6・8ポイント増の35・4)の2業界は改善した。

 今後の先行き見通しでは、「3カ月後」が37・6(前月調査39・4)、「6カ月後」が39・0(同40・7)、「1年後」が42・3(同42・0)。3カ月後と6カ月後が、前月から先行き見通しも悪化している。

 企業からは「緊急事態宣言により、これまで以上に景気への悪影響が出ている」(運輸・倉庫)、「昨年と異なり、巣ごもり需要が感じられない」(飲食料品・飼料製造)など、宣言発出によるダメージは厳しいものとなっている。

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