7期連続マイナス水準 4~6月期 道内企業景況 改善も感染拡大影響 道財務局

7期連続マイナス水準 4~6月期 道内企業景況 改善も感染拡大影響 道財務局

 北海道財務局は、4~6月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内企業の景況判断指数(BSI)は、前期(1~3月期)から12・7ポイント改善したものの、マイナス14・1だった。新型コロナウイルス感染拡大や資源価格上昇などの影響を受け、7期連続のマイナス水準で、4~6月期としては過去8番目に低い数値となった。

 BSIは、景況感が「上昇した」と回答した企業の割合から、「下降した」と見る企業の割合を引いた値。道内全体に緊急事態宣言が発令される直前の5月15日を調査時点に、資本金1000万円以上の道内企業496社を対象に調査。417社から回答を得た(回答率84・1%)。

 業種別では、製造業が前期比21・8ポイント改善したもののマイナス5・3で、2期連続のマイナス水準となった。内訳は10業種中、7業種で改善。木材・木製品が35ポイント上昇して10・0とマイナス水準からプラスに転じたほか、鉄鋼業も47・6ポイント増の33・3とプラス水準に。逆に窯業・土石製品、生産用機械器具、情報通信機械器具の3業種は悪化。特に情報通信機械器具は108・3ポイント下降と大幅に悪化し、マイナス33・3となった。企業からは「家庭用製品は伸長している一方、業務用は需要が減少している」(食料品)などの声が上がっている。

 一方、非製造業も前期比9・9ポイント改善したもののマイナス16・8となり、7期連続のマイナス水準となった。内訳は18業種中、13業種で改善。3業種で悪化し、2業種で横ばいだった。小売業は2・2ポイント悪化しマイナス26・5となり、娯楽業も15・1ポイント悪化してマイナス33・3に。企業からは「感染症の長期化でコロナ慣れが生じており、これまで外出自粛により伸長してきた巣ごもり消費にも減少が見られてきた」(小売業)との声が聞かれた。

 企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期と同じのマイナス2・6。中堅企業(同1億円以上10億円未満)は20・7ポイント改善してマイナス8・3。中小企業(同1000万円以上1億円未満)はマイナス20・9となり、12・9ポイント改善した。

 全産業の7~9月期の先行き見通しは、感染症の沈静化やワクチン接種への期待から2・2と、マイナス水準からプラスに転じる予想となっている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る