第10回東胆振中学校夏季サッカー競技大会は13日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場で決勝が行われ、青翔がウトナイに8―0で圧勝して栄冠に輝いた。両校は7月に洞爺湖町で開かれる胆振大会の出場権を手にした。
大会は12日に開幕。東胆振の9チームが出場し、トーナメント戦を展開した。
決勝は、青翔が多くの時間帯でボールを支配して試合の主導権を握った。的確にパスをつないで前線を上げると、FW浅野ら3人が2ゴールをマークするなど、前後半それぞれ4点を挙げる猛攻を見せた。
ウトナイはディフェンスラインを崩された形での失点が重なり、大量失点を喫した。
▽決勝
青 翔8―0ウトナイ
▽準決勝
青 翔6―0啓明・光洋
ウトナイ40啓 北
▽2回戦 青翔4―1苫小牧東・開成、啓明・光洋2―1和光、啓北2―1緑陵・鵡川、ウトナイ3―1明倫、
▽1回戦 苫小牧東・開成4―1明野
―青翔、攻守で圧倒
青翔が圧倒的な試合運びでウトナイとの決勝を制した。徹底された守備でボールを奪って前線にパスを供給し得点を重ねた。DF西方主将(3年)は「前半から得点できて勢いに乗れた」と納得の表情を浮かべた。
「苦しい練習の成果を発揮できた」と西方主将は大会を振り返った。テーマとしてきたボールホルダーへの素早いチェックでポゼッションを奪う練習が生きた。セカンドボールも懸命に拾ってチャンスにつなげた。「ボールを奪った後のパスも落ち着いてつなぐことができてチャンスをつくれた」と手応えを語った。
蝦名監督は「練習通りの動きを見せてくれた」と選手の奮闘をたたえた。「ボールへの執着はまだ高められるはず。気持ちでまだ強くなれる」とも語り、さらなる成長に期待を示した。
FW浅野(3年)とMF池田(同)、MF照屋(同)がそれぞれ2ゴールを挙げるなど破壊力を見せた。浅野は今大会通算7ゴールの活躍。全試合ハットトリックを掲げて臨んだだけに「あと2点決めたかった」とはにかんだ浅野。「胆振大会ではハットを達成してチームの勝利に貢献したい」と意気込んでいた。

















