第74回北海道高校サッカー選手権大会兼全国高校総合体育大会サッカー競技北海道予選会第1日は15日、小樽市望洋サッカー・ラグビー場で1回戦8試合が行われた。駒大苫小牧は札幌東に3―1で勝利し2回戦に進出。苫小牧東は函大有斗にPK戦で惜しくも敗れた。
北海道高校体育連盟と道教育委員会、道サッカー協会主催。全道の各支部の予選を勝ち抜いた24チームが出場し、トーナメント戦を展開する。
第2日の16日は2回戦8試合が行われる。駒大苫小牧は札幌創成と対戦する。
▽1回戦
駒大苫小牧3―1札幌東
函大有斗1―1苫小牧東
(PK4-3)
北星学園大付属1―0帯広大谷、東海大札幌0―0大谷室蘭(PK4―3)、札幌第一3―0小樽桜陽、函館大谷2―1旭川北、釧路北陽2―0遠軽、旭川実業5―0網走南ヶ丘
―駒大苫、2年生3選手 ピッチで奮闘
駒大苫小牧は2年生の選手が躍動した。FW小笠原(2年)とMF田原(同)、同上田(同)がそれぞれゴールを挙げ、3―1で札幌東に勝利した。
小笠原は前半12分、こぼれ球に反応し先制ゴールを決めた。「試合を通して積極的にシュートを打てた」と手応えを語った。
後半4分にはDF鎌田(3年)のパスを田原がワンタッチで押し込み2点目。室蘭支部予選ではノーゴールだっただけに「全道では絶対に決めたいと思っていた」と語った。
さらに後半23分、途中出場の上田が角度のあるシュートを決め3点目を挙げた。リードした状況下で「プレッシャーはなかった。1点を決めようと思ってピッチに入った」と頼もしさを見せた。
―苫東、勝利まであと一歩
苫小牧東が函大有斗に対し粘り強い守備を見せたが、惜しくも敗れて涙をのんだ。室蘭支部予選3位決定戦と同じく、PK戦に及ぶ激闘を戦い切った。DF山崎主将(3年)は「素晴らしいメンバーとプレーできてすがすがしい気持ち」と晴れやかな表情を見せた。
苫東のFW白山(同)が決めたゴールで前半終盤に先制した。低めのクロスをダイレクトでゴールネットに突き刺した。髙西監督の「前半で出し切れ」との激励に応えた。「後半に入る前に先制できてほっとした気持ちだった」と白山は振り返った。
しかし後半ロスタイムに同点弾を許し、延長戦に突入した。体力の消耗が激しい中、徹底した守備で決勝点を阻止。GK中倉(2年)もビッグセーブを連発しピンチをしのいだ。PK戦にまでもつれたものの、あと一歩及ばなかった。
3年生の高校部活動はここで幕を閉じた。山崎主将は「最後まで全力でやり切れた。2年生には今回目標にしたベスト8進出を果たしてほしい」とエールを送った。髙西監督は3年生に向けて「サッカーができていたことへの感謝の気持ちを忘れず今後の進路でも頑張ってほしい」と語った。




















