浦河港を望む浦河町潮見町の「ルピナスの丘」で、ルピナスの花が見頃を迎えている。町内東町ちのみ2に住む澤谷英勝さん(79)の所有する丘陵地約1・4ヘクタールの斜面に、約500株の赤、紫、白のルピナスが咲き誇っている。
1998年に雑種地を造成し、翌年に町民ミュージカルの子どもを含めたメンバーで種を植えたのが始まり。2000年7月の町民ミュージカル「ルピナスの丘」の公演前には満開となった。ミュージカルは澤谷さんがプロデューサーを務め、浦河小とルピナスの丘を舞台に子どもと大人約250人が参加。浦河町で2回、札幌で1回公演した。
丘では、4月の水仙から始まり10月までいろいろな花が咲き、ルピナスは6月いっぱいが見頃という。妻の玲子さん(76)と2人で花の手入れや、ブラシカッターでの草刈りが日課となっている。澤谷さんは「特に幼稚園の子どもたちが公園で楽しく遊んでくれるのがうれしい。コロナ禍の中、心を癒やしてもらえれば」と笑顔で話した。

















