苫小牧の新たな市民自治の形として、昨年9月にインターネット上に開設された交流ページ「vToma(ブイトマ)」。登録すれば誰でも意見を投稿できる場で、これまでいじめやペットの多頭飼育崩壊など、テーマに沿ってさまざまな意見が投稿されてきた。今月は新型コロナウイルスの緊急事態宣言が話題の中心に。運営に携わる中江友紀さん(38)は「ぜひ多くの人に参加してもらいたい」話す。
vTomaはSNS(インターネット交流サイト)のフェイスブック上に開設。アカウントを持っている市民なら誰でもメンバーとして登録可能だ。運営者やメンバーが苫小牧に関連する話題や課題を提示し、閲覧したメンバーが自由に意見を投稿する仕組み。興味がある人に気軽に参加してもらえるよう、メンバー以外もやりとりを見ることができる公開形式で運営している。現在のメンバー数は136人。
仕事などで忙しい人でも気軽にまちづくりに参加できる新たな手法として、苫小牧青年会議所(JC)の市民自治推進委員会が昨年9月にスタートさせた。今年1月からは、同委員会で委員長を務めていた中江さんら5人の有志が事業を引き継ぎ、ページを運営している。
これまでに上がった話題は、いじめや子ども食堂、猫の遺棄や多頭飼育崩壊、投票率の向上などさまざま。緊急事態宣言への受け止めを問う投稿では「飲食業や観光業を締め付けたからといってコロナが落ち着くのだろうか」「(飲食店への)時短営業や休業要請の協力金では店の維持はできない」といった意見が上がった。
運営側では今後も市民生活やまちづくりに関わる話題を提示し、登録メンバーの意見を募りたい考え。中江さんは「vTomaは正しいとか間違っているとかを決める場ではなく、みんなで地域に関心を向け、まちの将来像を自由に述べ合う場」と説明。「まちは住民一人ひとりの手で作り上げるもの。ぜひ、その一歩をここから始めてほしい」と呼び掛けている。
















