女子団体 道栄が準優勝―男子個人2選手は3回戦敗退〔高体連剣道〕

女子団体決勝〔札日大―道栄〕相手を攻める道栄の白鳥(右)=18日、市総合体育館

 第67回北海道高校剣道選手権大会兼第68回全国高校剣道大会北海道予選会最終日は18日、苫小牧市総合体育館で男子個人戦トーナメント決勝、男女の団体戦決勝トーナメントが行われた。女子団体で北海道栄(白鳥海羽空、伊東香鈴、伊達麻乃、伊藤花夏、長沼虹心、板原美々愛、伊東蒼葉)が準優勝。男子個人の安田冬馬(苫小牧工業3年)、高野佑真(北海道栄3年)は3回戦で敗退した。男子個人戦の島地龍(東海大札幌3年)、団体男子の東海大札幌、同女子の札幌日大が各部門を制した。
 男女各7人が選ばれる優秀選手に東胆振関係分で男子は安田、女子は白鳥(道栄3年)が選ばれた。
 同関係分の結果は次の通り。

 【男子】
 個人
 ▽3回戦 若松虎徹(札幌日大)〇―×安田冬馬(苫小牧工業)、岩永怜(恵庭南)〇―×高野佑真(北海道栄)
 【女子】
 団体
 ▽決勝 札幌日大1―0北海道栄▽準決勝 札幌日大4―0小樽双葉、北海道栄1―0東海大札幌
 
― 団体女子 道栄、代表戦で力尽く
団体戦の女子決勝は一昨年大会と同様、北海道栄と札幌日大が激突した。先鋒から大将までの5試合で決着が付かず、代表戦に突入。道栄の白鳥(3年)が札幌日大の高松(同)と一進一退の攻防を繰り広げたが、「一瞬の気の緩みがあった」と攻め際に面で一本を取られ、またも札日大に及ばなかった。
 高松とは幼稚園からの幼なじみという白鳥。「相手の癖を分かっていたのに」と残念がる。インターハイ出場もあと一歩で逃し、「悔しい」と肩を落とした。
 小林監督は「気持ちの面で相手が勝っていた」と言う。選手たちは26日に千歳市で行われる国民体育大会選手選考会に出場する。「最後にもう一度全国に行けるチャンスがある。気持ちを入れ替えてほしい」と期待した。

― 苫小牧出身中野(札幌日大)準V、高校総体切符手に
 男子個人戦で札幌日大の中野豪己(3年)=苫小牧明倫中卒=が準優勝し、高校総体切符を手にした。
 勝てば全国出場の決まる準決勝の相手は、小学生の頃から各種大会で何度も激闘を繰り広げ、中学時代は北海道選抜でも一緒だった恵庭南の岩永(3年)。約40分にわたる延長戦で「チャンスは必ず来る」と粘り強く戦い、最後は面で一本を奪って勝利した。
 相田監督は「見応えのある試合をしてくれた」と評価。中野は「去年は新型コロナで大会がなくなり、先輩たちは全国に行けなかった。お世話になった人たちの気持ちに応えながら、試合を楽しんでいきたい」と大舞台を見据えた。

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