政府が北海道に発令していた新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が20日で解除されるのを受け、臨時休館してきた苫小牧市内53の公共施設で再開の準備が進んでいる。各施設には再開を待ちわびる市民からの問い合わせが相次いでおり、万全の受け入れ態勢を整えている。
市立中央図書館(末広町)では、再開に向けて進めてきた館内の配置換えや書籍コーナーのリニューアルといった大掛かりな作業が最終段階に入った。具体的には北海道の郷土誌コーナー新設や大型活字本コーナーの拡充、書棚の飾り付け、雑誌カバーの清掃作業などを実施。2階のリラックススペースも、壁紙の貼り替えや動物型のいす、じゅうたんを置くなどして雰囲気を一新した。
21日は通常休館日のため、再開は22日。富田歩美館長は「これまでできなかったことを休館中に一斉に行った。リニューアルした館内を楽しんでもらいたい」と話す。
同じく22日に再開予定の市美術博物館(同)は、開館日までの日数を示すカウントダウンメッセージをラウンジの窓に外から見えるように貼り付け、通り掛かった人たちに来館をアピールしている。
21日に再開するのぞみコミュニティセンター(のぞみ町)は、主催する語学、音楽、手芸など各講座の講師や受講生への連絡・調整を行っている。再開を見越した貸館の申し込みや、図書コーナーの再開時期に関する問い合わせが連日のように寄せられており、押部直樹館長は「昨年の臨時休館時の経験を生かし、再開初日に混雑しないような体制を整えたい」と言う。
土産物や地元野菜などを扱う道の駅ウトナイ湖(植苗)は、1カ月以上の休館で賞味期限切れが迫る商品などのチェックや陳列作業に追われている。センサーで消毒液を自動で手指に吹き付ける機械も導入し、西村宏基駅長は「少しでも安心して利用してもらえたら」と語る。
















