苫小牧郷土文化研究会(斎野伊知郎会長)は20日、苫小牧市内西部を流れる覚生川沿いで、幕末の探検家松浦武四郎の足跡をたどる「志古津日誌を歩く」を行った。武四郎の実際の行程を踏破する活動(全4回)の最終回。会員19人が、錦大沼公園から樽前浜までの約5キロを歩いた。
武四郎は1857(安政4)年、40歳で幕府から新道開削などの使命を受け、第5次蝦夷地調査を実施。調査報告書の一つである「志古津日誌」には、千歳から樽前方面に至る旅の行程が記されている。
初回は2017年、千歳神社(千歳市真町)から支笏湖に至る約24キロのうち8キロ、18年は七条大滝までの林道4キロを踏破。19年の雨天中止を経て、20年に口無沼までの約5キロを歩いた。
この日、錦大沼公園での小休止などを挟みながら樽前浜に到着した参加者は爽やかな海風を浴びながら疲れを癒やし、汗を拭った。
斎野会長(70)は「道なき道を歩んだ松浦の労苦が北海道発展の礎を築いた。全4回のシリーズで、その一端を感じることができた」と感慨深げ。松浦の旅を助けたアイヌ民族の協力にも触れ「アイヌたちの力なくして松浦の探検は成功しなかった」とも話した。
















