苫小牧市、21年度 市内12カ所で認知症カフェ、 家族や地域住民との集いの場、 若い世代向けも計画

苫小牧市、21年度 市内12カ所で認知症カフェ、 家族や地域住民との集いの場、 若い世代向けも計画

 認知症の人や家族、地域住民らが交流を楽しむ場として2013年度に始まった苫小牧市の「認知症カフェ」。事業を受託した市民団体や法人などがそれぞれの特色を出して運営しており、今年度は市内12カ所で展開。仕事や育児をしながら家族を介護する若い世代に焦点を当てた新たなスタイルのカフェも計画されている。

 認知症カフェは自宅で暮らす認知症や家族が地域内で孤立するのを防ぐとともに、認知症への正しい理解を広げるのが狙い。全国各地で取り組まれており、苫小牧では13年度、試行的にスタートした。翌14年度から市が法人などに事業を委託する形で全市展開している。

 活動内容は運営する団体によって異なり、落ち着いた雰囲気の中で参加者がお茶を飲みながら談話したり、会場全体でレクリエーションや脳トレをにぎやかに楽しんだりとさまざまだ。例年、10カ所ほどで実施し、年間で延べ約1400人が参加。新型コロナウイルス禍に見舞われた昨年度も感染防止対策を講じながらできる範囲内で継続し、延べ約450人が交流を図った。

 今年度はグループホームやデイサービスなど高齢者福祉を手掛ける事業所や介護者を支える市民団体などに事業を委託し、全12カ所で実施。基本的には月1回だが、感染予防のため参加者を分けて月2回開催する計画を立てているカフェもある。密を避けるため、定員を設けて事前予約制にしたところもある。

 さらに今年度は20~40代の若い世代にアプローチする、新たなカフェが2カ所登場する。両カフェとも市内の飲食店などを会場とし、働く人でも参加しやすいよう夜間や土曜日などに開催。食事をしながら家族を介護する若い人が悩みを語り合ったり、若い世代が認知症について学べるような場を目指す。

 事業を担当する市福祉部介護福祉課は「今年度も、運営する団体や事業所の特色が生かされた個性豊かなカフェがそろった。自分や家族の認知症のことで悩んでいる人は、気軽に参加を」と呼び掛ける。

 問い合わせは同課 電話0144(32)6347。

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