安平町議会定例会が２１日に開会し、町は新型コロナウイルスのワクチン接種について、今月中に６５歳以上の希望者全員に２回目の接種をおおむね終える予定であることを行政報告した。また、６４歳以下の町民に７月４日から集団接種を開始し、すべての対象希望者への２回目の接種を８月中に完了させる予定であることを示した。

　町によると、６５歳以上の対象者２８８９人（施設入所者含む）のうち、約８９・２％に当たる２５７７人が接種を予約。このうち１６日時点で２５３１人が１回目の接種を終え、１２５５人が２回目を済ませた。集団接種の２回目は２８日までに完了し、医療機関での個別接種者についても７月中に２回目の接種を終える予定で進めているという。

　１２～６４歳の４０２７人に関してはすでに接種券を発送、基礎疾患のある町民から先行して予約を受け付け、それ以外の一般町民の受け付けも２１日に開始した。接種は追分公民館と早来町民センターで実施する。

　町健康福祉課は「６～７割の接種の希望を想定している」とし、集団接種は８月１１日まで、個別接種は８月下旬までに終えられるよう準備を進めている。