苫小牧市 20年度子ども・子育て相談ナビ 162件増の過去最多2401件、コロナ禍で不安や悩みの声も

苫小牧市 20年度子ども・子育て相談ナビ 162件増の過去最多2401件、コロナ禍で不安や悩みの声も
「気軽に相談を」と呼び掛ける利用者支援員の田村さん

 苫小牧市の乳幼児の育児に関する相談窓口「子ども・子育て相談ナビ」が2020年度に対応した相談は、前年度から162件増え、過去最多の2401件に上った。保育園、幼稚園への入園方法など施設についての問い合わせがメインだが、新型コロナウイルス流行下で孤独な育児を強いられていることへの不安を打ち明けるケースもあったという。担当者は「ささいなことでも構わないので気軽に利用して」と呼び掛ける。

 相談窓口は国の制度にのっとって15年7月、市こども育成課内に開設。「保育コンシェルジュ」と呼ばれる利用者支援員が、幼稚園や保育園の入園に関する情報や地域での子育て支援事業などを紹介。専門的なサポートが必要とみられる場合は、担当課につなぐ役割も担っている。

 相談件数は16、17年度は1900件台だったが、18年度に2280件と急増。19年度は2239件と微減したが、20年度は2401件と過去最多を更新した。

 同課によると、20年度の相談は保育園や幼稚園への入園方法、保育料に関する問い合わせが半数を占めた。特にニーズが高い0~2歳の保育に関する相談が多く、就職活動がスムーズに進まないことで、子どもの預け先の確保に苦慮しているといった声もあったという。

 コロナの影響で市子育て支援センターなどが休館したり、子育てサークルの活動休止が増えたりしたため、孤独な育児に悩む母親からの相談も目立ったという。中には「ただ話を聞いてほしかった」という人もおり、利用者支援員の田村加奈子さんは「長引く自粛生活で、子育ての悩みを誰にも相談できずにいる人は増えているのでは」と危惧する。

 道内への緊急事態宣言解除を受け、22日から同センターで相談に対応。28日からは市内児童センターなどに出向いて出張相談も行う考え。同課窓口、両センター、コミュニティセンターなどで、子育て支援サービスなどをまとめた「子ども・子育てガイド」の最新版も配布中。

 相談、問い合わせは同課 電話0144(32)6224。

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