東京商工リサーチ北海道支社は、5月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は9件、負債総額は4億400万円にとどまり、前年同月比で3件(25%)、13億2400万円(76・6%)減少。5月としては件数、負債とも現在と同一基準で集計を開始した1971年以降で最少となった。一方、新型コロナウイルス関連倒産は2件発生し、累計で62件となった。
原因別では、「販売不振」が6件を占めて最多。この他、「偶発的原因」が2件、「既往のシワ寄せ」が1件だった。
業種別では、「サービス・他」(4件)が最も多く、以下、「卸売業」(3件)、「建設業」と「製造業」(各1件)の順。
地域別では、札幌市と苫小牧市でそれぞれ2件発生。小樽市と釧路市が各1件。市以外の「その他の地域」が3件だった。
5月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は16人。今年1月からの累計では261人となった。
企業倒産の抑制が続いていることについて、同支社は「好況や景気回復を反映したものではない」と強調。新型コロナウイルス感染拡大に伴う「国や自治体、金融機関による資金繰り支援や助成金、給付金によるもので、倒産の発生は抑制された状態が続いている」と説明している。
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一方、帝国データバンク札幌支店でも、5月の道内企業倒産状況を発表。倒産件数は12件、負債総額は7億4300万円。前年同月に比べ件数は3件、負債は9300万円(14・3%)それぞれ増加した。
















