安平町議会定例会は２３日、会期を延長して本会議を続開した。大手産業廃棄物処理業者が町内で予定している管理型の産業廃棄物最終処分場建設について、町民有志が安全性の調査などを求めた請願を賛成少数により「不採択」にすることを決定した。

　請願は、大手産業廃棄物処理業者「大栄環境グループ」（本社大阪府）の傘下にある町内の「ＤＩＮＳ北海道」が、町内早来北進で計画を進める産廃物処分場の建設に関して、町議会に安全性と周辺地域に及ぼす影響の調査、検証を求めたもの。町議会はこの請願を総務常任委員会に付託し、「不採択」としていた。

　また同委員会の不採択を踏まえ、「議会として町民のために動いていかないといけない」と特別委員会の設置に関する動議も出されたが、否決された。

　このほか、２０２１年度町介護保険事業特別会計補正予算案など議案２件を原案通り可決し、同日閉会した。