苫小牧市は遺骨を別の埋葬場所に移し、墓を撤去する「墓じまい」を経済的に支援する「市墓所返還支援事業」を今年度から期間限定で始めた。墓じまい費用を融資で工面した場合に、信用保証料と利子分を最大5万円まで負担する。申請期間は2022年12月31日まで。
市内の高丘霊園か高丘第二霊園に所有する墓所の返還に際し、苫小牧信用金庫の専用ローン「お墓のローン想」で費用を工面した場合の信用保証料と利子分が補給される仕組み。申請者が墓所の使用権者で、苫小牧市民であることなどが要件。補給対象のローンの返済期間は5年以内とし、最長で27年12月31日までと想定している。
補給対象となる経費は▽墓石の解体費や撤去費▽墓所の土の入れ替えや整地の費用▽市の共同墓への改葬に係る使用料と管理料―など。
市環境生活課によると、市営霊園の墓所返還は17年度まで年間50~60件台で推移していたが、市の共同墓で納骨の受け入れを始めた18年度に105件に達し、19年度は142件、20年度は126件と100件超が続いている。
担当者は「近年増えている墓じまいについてローンを活用し、ゆとりを持って進めてもらうための制度。関心があれば、問い合わせを」と話している。環境生活課 電話0144(32)6333。
















