白老町は、第2次都市計画マスタープランを2022年度に策定し、運用を開始する方針だ。期間は41年度までの20年間とし、人口減少や少子高齢化の進展を踏まえたまちづくりの基本方針を明らかにする。28日には町理事者と各団体の関係者で構成する策定委員会を設置し、今後計画作りを本格化させる。
現行の第1次都市計画マスタープランは04年度に策定し、23年度までを期間としている。しかし、人口減の急速な進行で、23年度に1万6300人とした人口推計にも既にずれが生じるなど社会情勢の変化を踏まえ、第2次計画を前倒しして策定することにした。
都市計画マスタープランは20年後のまちの姿を明確にし、土地利用や市街地開発の方向性をはじめ、交通体系、都市施設、地区別の整備方針を示した内容。人口減や少子高齢化を意識したコンパクト化・ネットワーク化のまちづくりを基本に第2次計画を定める。
策定に向けて28日に設置した委員会は、副町長や都市計画の専門家、商工会、観光協会、社会福祉団体、町内会連合会など各団体の関係者ら11人で構成。初会合で戸田安彦町長が委員に委嘱状を手渡し、「持続可能なまちづくりへの協力を頂きたい」と述べた。
策定委員会は今後、現行計画の評価や検証を行うほか、庁内検討部会が作成した新計画骨子案や素案について検討し、22年8月までに計画原案をまとめる。町は、委員会の原案や都市計画審議会の答申、町議会への報告などを経て、同年9月に第2次計画を正式に策定する方針だ。
策定委員会の委員は次の通り(敬称略)。
▽竹田敏雄(副町長)=委員長=、古俣博之(同)=副委員長=、下タ村光弘(苫小牧工業高等専門学校教授)=同=、中野嘉陽(環境町民会議会長)、鴻野剛一(町商工会振興課長)、千葉勝宏(白老観光協会事務局長)、道見翔太(白老青年会議所副理事長)、牧野直樹(町内会連合会事務局長)、倉地美直(優和会理事長)、北平美樹(お助けネット理事)、小林克己(一般公募)。

















