道教育委員会は、道内の公立小学・中学・高校・特別支援学校(札幌市を除く)で実施した2020年度の体罰に関する実態調査結果を発表した。体罰の発生件数は8件となり、前年度に比べ8件減少。被害を受けた児童生徒数は8人で、前年度比で12人減った。
調査は教職員、スクールカウンセラー、保護者、生徒ら約50万人を対象に実施。約30万人から回答を得た。
8件の体罰のうち、当初から道教委へ報告があったものは6件で、今回の調査で判明した体罰が2件あった。体罰があった学校は、小学校5校、中学校、高校、特別支援学校各1校の計8校で、前年度に比べ8校減った。
体罰が起きた場面では、「授業中」が5件で最多。「部活動中」と「休み時間」「少年団活動中」が各1件だった。
体罰の態様では、「殴る」が4件で最も多い。この他、「蹴る」と「背中を押したり、肩を突き飛ばして転倒させた」がそれぞれ2件あった。
これにより、児童生徒のけがは「左鎖骨骨折」が1件発生した。
道教委では、今回の調査で把握した体罰に関しては「事実関係を調査した上で、厳正に対処する」と説明。また、学校においては▽校内研修の複数回実施や個別面談を利用した指導▽外部指導者に対する指導資料を活用した研修―などを行い、「事故の未然防止の徹底に取り組む」としている。
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一方、道学事課も、道内私立小学・中学・高校・特別支援学校の計75校で実施した20年度の体罰に関する実態調査結果を発表した。高校の全日制3校で、5件の体罰が発生。前年度に比べ2校、1件減少した。
30人の生徒が被害に遭い、けがも「打撲」が2件あった。
学事課では「校内研修の実施や外部研修の機会の確保により、教職員や外部指導者の意識向上を図るほか、再発防止策を適切に講ずるなど一層の取り組みを求めていく」との姿勢だ。
















