ネクスコ東日本の管理事務所再編 地域と共に歩んだ38年、苫小牧は北広島にあす統合

苫小牧管理事務所最後の所長となった舘岡章浩さん

 苫小牧錦岡のネクスコ東日本北海道支社苫小牧管理事務所は30日付で閉所し、7月1日から北広島インターチェンジ(IC)の北広島管理事務所(北広島市大曲並木)に統合される。防災、危機管理の強化などが狙い。38年の歴史に幕を下ろすが、道路の維持管理機能の拠点は昨年12月に設置された苫小牧中央ICに残す。苫小牧事務所最後の所長となった舘岡章浩さん(52)は「地域と共に歩んだ歴史ある事務所だった」と感慨深げだ。

 同事務所は1983年10月、日本道路公団北海道支社の事務所として苫小牧西IC敷地内で開所。同年11月以降、札幌管理事務所から苫小牧西IC―千歳ICの29・5キロ区間を引き継いだ。86年10月9日に現在の管轄エリア西端の登別室蘭ICが開通。2005年10月、日本道路公団の分割民営化に伴い現在の名称に改名した。

 13年8月に新千歳空港ICが開通して以降は札幌管理事務所から、同IC―千歳ICの4キロ区間を引き継ぎ、千歳―登別室蘭間75・3キロを管理してきた。

 今回の統合は道央自動車道の管理事務所再編の一環で、北広島管理事務所は札幌南IC―登別室蘭IC、道東道延伸の夕張IC以西、日高道延伸の沼ノ端西IC以西の計148・8キロ区間を受け持つことになる。

 同社の交通管理隊や道路の維持補修に関わる職員は苫小牧中央ICに常駐。道警の高速道路交通警察隊の分駐所も同様に同ICに移転する。

 交通の要衝に位置する苫小牧管理事務所は、開設当初から地元の関係機関・団体と連携した啓発活動を展開。たるまえサンフェスティバルや白老牛肉まつりなどの大型イベントに積極的に出向き、季節ごとの交通安全キャンペーンでは幼稚園児らと、樽前サービスエリアでドライバーに安全運転を呼び掛けた。

 高速道路と地域福祉を連携させる「高福連携事業」の一環で、2019年からとまこまい地域福祉支援センター(糸井)、ホープフロンティア(白老町萩野)と交通安全啓発時にノベルティとして配る木製コースターなどを製作。

 苫小牧管理事務所長を約3年間務めた、18代目の舘岡さんは「苫小牧中央IC開通に所長として立ち会えたことが最高の思い出。たくさんの人たちに支えられ、祝っていただいた」と感謝。「(事務所統合後も)機能の一部は地元に残る。引き続き、安心、安全で快適な道路を提供していく」と述べた。

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