札幌国税局は1日、2021年分の道内30税務署管内の路線価格を公表した。苫小牧税務署管内の最高路線価は前年に続き苫小牧市表町5の駅前中央通りで1平方メートル当たり4万円。変動率は前年から2・3ポイント下がりマイナス2・4%で金額にして1000円下がった。
道内の最高路線価が最も高かったのは前年に続き札幌中税務署管内の札幌市中央区北5西3の商業施設・札幌ステラプレイスに面した道道札幌停車場線通りで1平方メートル当たり588万円。新型コロナウイルス感染拡大の影響で変動率は前年の17・2%から2・8%と14・4ポイントの大幅下落ながら10年連続の上昇。金額では16万円のアップ。06年以降16年連続で道内首位となった。
最も低かったのは深川税務署管内の深川市4条8の本町通り1平方メートル当たり1万2000円で変動率はゼロと横ばい。
昨年、変動率が50%と最も上昇した倶知安税務署管内の倶知安町山田の道道ニセコ高原比羅夫線通りは上昇率ゼロと横ばいで路線価は1平方メートル当たり72万円だった。
道内の標準宅地は30税務署管内で約1万5400地点。21年の全道の標準宅地の評価基準額の対前年変動率平均値は1・0%で前年から2・7ポイントの下落。全国の平均値は前年から1・1ポイント下落のマイナス0・5%、それに比べると新型コロナウイルスの影響は少なかった。
コロナの影響はインバウンド需要が見込めない観光地や商業地の後志管内倶知安町や函館市、登別市で目立った。一方、新幹線延伸効果で再開発が進む札幌市の北区や中央区、厚別区のほか、23年のベースボールパーク開業で雇用増や定住人口が見込まれる札幌近郊の北広島市、恵庭市で住宅需要の高まりから上昇が見られた。
道内で最高路線価が前年を上回ったのは、札幌北、札幌東、札幌南、札幌中など6税務署。横ばいは倶知安、釧路、根室、滝川、留萌、深川など10税務署。下落したのは室蘭、函館、余市(後志管内)、江差(桧山管内)=下落率5%以上=、旭川東、浦河、岩見沢、苫小牧、北見、帯広=同5%未満=など計14税務署。
路線価は毎年1月1日時点の評価で相続税や贈与税、固定資産税の算定基準となる。路線価は国税庁ホームページで閲覧できる。
















