夏ホッキ漁始まる 初日は7・1トン 卸値平年並み 苫小牧漁協

夏ホッキ漁始まる 初日は7・1トン 卸値平年並み 苫小牧漁協
ホッキを荷揚げする漁業者=1日午前6時ごろ、苫小牧港・西港漁港区

 水揚げ日本一を誇る苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)のホッキ漁は1日、夏漁が苫小牧沿岸で始まった。初日は漁船17隻で約7・1トンを水揚げし、1キロ当たり卸値1000~489円で取引。新型コロナウイルス感染拡大でホッキも価格が下落傾向の中、平年並みの価格でまずまずのスタートを切った。

 苫小牧漁協のホッキ漁は7~11月が夏漁、12~翌4月が冬漁。5~6月は産卵期で休漁した上、9センチ以上に育った大ぶりな貝のみ漁獲する。同漁協の徹底した資源管理の一環で、漁獲量は市町村別20年連続日本一を続けている。今季は夏に漁船17隻・漁業者46人、冬に18隻・43人が従事する。

 今季の年間ノルマは823トンに設定。前年の当初ノルマを73トン上回るが、資源量に対する漁獲量の割合、漁獲圧は前年比0・8ポイント減の4・7%。苫小牧海域で生息するホッキは、推定2万トンに迫るほど順調に増えており、漁獲枠が増やしても乱獲にならない好循環が生まれている。

 初日は風がやや強めだったが、夏ホッキ部会(工藤政吉部会長)漁船全17隻が出漁。午前5時半ごろからホッキを山積みした漁船が苫小牧港・西港漁港区に戻り、漁業者が船から岸壁に手作業で荷揚げした。

 漁業に従事して約60年の「幸栄丸」船長、磯崎好一さん(80)は「しけで船を出すのもやめようと思ったが、初日とあって何とか水揚げしてきた」と笑顔を見せ、「コロナが収まり、ホッキも値段が上がってくれたら」と願っていた。

 苫小牧漁協は今年、ホッキ漁で水産エコラベルの国際認証「マリン・エコ・ラベル」のバージョン2を取得しており、同漁協は「原点回帰で地産地消に力を入れたい。認証取得を生かしたブランド力アップの仕掛けを考えていく」と話している。

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