白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)中核施設・国立アイヌ民族博物館は3日から、「ゴールデンカムイ トゥラノ アプカシアン―杉元佐一とアシリパが旅する世界―」と題した特別展を開く。
特別展では、アイヌの伝統的料理や民具などの資料を人気漫画「ゴールデンカムイ」(野田サトル作)の原画と共に展示する。また、作中に登場する樺太(サハリン)北部、沿海地方、アムール川流域に住むニヴフ、ウイルタなど先住民族や、作品の歴史的背景についても紹介する。
展示資料は約200点で、会期は8月22日まで。同博物館は「20世紀初頭の北海道・樺太を舞台にしたアイヌと和人の関係史を軸に、先住民族アイヌの歴史と文化に触れていただきたい」としている。
特別展の観覧料は大人300円、高校生200円、中学生以下は無料。ウポポイ入場はオンラインによる事前予約が必要で、特別展観覧チケットは入場当日に博物館内で購入する。

















