厚真町は、2日に開いた町議会臨時会で新型コロナウイルスワクチンの接種状況について行政報告した。今月末までに65歳以上の希望者全員が2回の接種を終え、64歳以下の集団接種は今月29日から9月16日までの期間で行う考えを明らかにした。
町によると、1日時点で65歳以上の対象者1741人(入院中、施設入所者を含む)のうち、1552人が1回目の接種を申し込み、1509人(接種率86・7%)が1回目、747人(同43%)が2回目を終えた。
16~64歳以下の接種については、すでに対象者2070人に接種券を発送し、3日まで基礎疾患のある町民の先行予約に対応する。4日から一般の予約を受け付け、12日から個別接種、29日から集団接種を行う方向で準備を進めている。12~15歳の中学生には、夏休み期間に接種できるよう関係機関と調整中という。
宮坂尚市朗町長は、ワクチンの供給が不安定になっている現状を踏まえ、「急きょ接種計画の変更を余儀なくされる場合があるかもしれないが、近隣市町と連携しながら、滞りなく接種できるよう体制を整えていく」と話した。

















