苫小牧市内の劇団「C・A・W(カウ)」は17日午後1時半から、市錦岡の「苫小牧演劇堂」で朗読劇「銀河鉄道の夜」を開く。10月23日公開予定の記録映画「日高線を生きる」の撮影を兼ねた公演で、映画監督の稲塚秀孝さん(70)が朗読劇の台本を手掛けた。
「銀河鉄道の夜」は宮沢賢治の代表的な童話。賢治は1924(大正13)年8月に樺太を旅し、この際、妹のトシ子を悼んだという説がある。作品の主人公ジョバンニと親友カムパネルラには賢治とトシ子が投影され、物語は岩手で着想し、道内や樺太で温められたとされている。
稲塚さんは日高線の前身の苫小牧軽便鉄道(浜線)が、銀河鉄道のモデルの一つという論文が2016年、宮沢賢治学会で発表されていることから、朗読劇の映画撮影に当たり、「銀河鉄道の夜」を題材にした。「苫小牧で見た情景が作品に生かされているのでは」と強調。「朗読劇を通じ、太平洋沿岸を走った日高線(鵡川―様似間は21年4月で廃線)のロマン性と童話のファンタジックな気分を楽しんでもらいたい」と話す。
劇団は今年5月で結成丸5年。団員は市内外に住む20~50代の12人で、週4回ほど、稽古をしている。代表の鈴木英之さん(47)は「舞台が映画に撮影される様子を間近で見られる機会でもあり、興味のある人はぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。
入場券は1000円で同劇団公式サイトの入力フォームに必要事項を明記して予約する。精算は当日受け付ける。ホームページはhttps://tomakomaicaw.jimdofree.com/
問い合わせは同劇団事務局 携帯電話080(2867)8278。
















