森林再生に 関する要望書 厚真、むかわ 安平3町が提出

森林再生に 関する要望書 厚真、むかわ 安平3町が提出
3町で森林再生に関する要望書を提出

 厚真、安平、むかわの3町は3日、2018年9月の胆振東部地震で被災した森林の再生と林業復興への支援を求める要望書を国会議員と道議に3町連名で提出した。

 3町は震災により、明治以降では最大規模となる44平方キロが崩壊し、森林資源と林業の生産基盤が大きな打撃を受けた。要望書には「森林再生と林業・林産業を改めて成長産業化させるための支援」について記載。主な内容として、▽再造林等を後押しする高補助率の事業や林業インフラである路網復旧のための補助制度▽技術支援・林業機械導入に対する支援の拡充▽被害森林等の公有林化に向けたより充実した財政支援の実施―などを盛り込んだ。

 このほか、「必要に応じた治山事業の実施と河川の濁りへの対応」「人的支援の強化および継続」についても要望している。

 3町を代表した厚真町の宮坂尚市朗町長は「課題の一つでもある被災した森林をどうしていくかは、いまだ先が見えない状況。総合的に新しいビジョンを立てて支援を」と要請。長谷川岳参院議員は、現地視察を経て課題を共有した上で「町の覚悟と国の覚悟、政治の力で新たな枠組みを求めていきたい」と話した。

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