住宅専門家が選ぶ「北海道の住みやすい街」 苫小牧10位、1位は 新さっぽろ

住宅専門家が選ぶ「北海道の住みやすい街」 苫小牧10位、1位は 新さっぽろ
苫小牧の中心市街地。JR苫小牧駅前の空洞化への市民の懸念は根強いが、今後10年を見据えた市の整備構想なども評価された

 住宅ローン専門金融機関のアルヒ(東京)は、生活利便性向上が期待される街を住宅専門家が選定する「本当に住みやすい街大賞2021in北海道ランキング」を発表した。1位は新さっぽろ(札幌市厚別区)で、苫小牧も10位にランクイン。「雪が少なく晴れが多い地域」で、JR苫小牧駅周辺は「商業施設や病院など日常生活に必要な施設がそろっている」と評価された。

 6月30日に発表されたランキング(ベスト10)は苫小牧について、苫小牧港や新千歳空港、昨年12月に開通した道央道の苫小牧中央インターチェンジなどを抱え、交通利便性が高い上、地価も安く「土地に掛かる費用が少ない分、建物にお金を掛けることができる」と魅力を紹介。JR苫小牧駅から近い市民文化公園(出光カルチャーパーク)には図書館や美術博物館、温室植物園があり、文化と緑に四季を通して触れ合えるとした。

 「海と山に囲まれ、自然環境に恵まれている苫小牧は住みやすい気候条件で道外からの移住にもお勧め」とし、「今後の整備により、いっそう街全体がにぎわうことが予想される」と総括。市が今後10年で市街地エリアと海沿いエリアを連携させる整備計画「都市再生コンセプトプラン」を策定したことにも触れ、苫小牧駅前へのシンボルビル新築や、ふるさと海岸までの一帯を回遊性ある街に整備する構想に発展性があるとした。

 駅前の旧商業施設苫小牧駅前プラザエガオは閉鎖から7年が経過。市民の間では駅前の空洞化進行への懸念が根強いが、市の整備構想も評価された格好だ。

 1位の新さっぽろは、野幌森林公園など近隣の豊かな自然環境や札幌市街地へのアクセスが魅力とし「生活利便性の向上が期待される」と説明。2位は札幌市街地に隣接する閑静な住宅街として札幌市中央区の西28丁目、3位は北広島だった。

 同大賞は2017年から毎年実施しているが、北海道での実施は初。18年4月~21年3月の3年間、道内で住宅ローンを利用した同社の融資実行件数を集計したデータを基に住宅ジャーナリストや不動産鑑定士をメンバーに加えた選定委員会が、全道の鉄道駅周辺の市街地を対象に今年4月ごろに審査した。

 基準は、住みやすさや交通の利便性、教育への充実度、発展性など5項目。

 この他、10位以内に選ばれた街は次の通り。

 ▽4位 新琴似(札幌市北区)▽5位 真駒内(札幌市南区)▽6位 手稲(同市手稲区)▽7位 千歳▽8位 帯広▽9位 バスセンター前(札幌市中央区)

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