市内で新規開業相次ぐ 苫商議所創業セミナーも参加者増

リンパマッサージを受けることができるボヌールリアン

 新型コロナウイルスが地域経済に深刻な影響を与える一方で、苫小牧市内では新規店の開業が相次いでいる。「コロナで負担が増えた人の役に立ちたい」「珍しい店をつくりたい」など理由はさまざまだが、苫小牧商工会議所が主催する新規創業セミナーの参加者も急増しており、コロナ禍が起業の動きを活発化させているようだ。

 宮の森町に6月オープンしたのは、リラクゼーションサロン「Bonheur―Lien(ボヌールリアン)」。大石橋幸智恵代表は介護関連の仕事に従事していたが、美容に興味があり、開業を決意。コロナ禍で看護師や介護士の負担が増える中、「女性は日々、仕事や家庭で体がつらい方もいる。息苦しさを少しでも解放したい」と話す。リンパマッサージやオイルマッサージを施し、リラックスやストレス軽減効果があるという。90分1万2000円を31日まで9000円に割引きする。完全予約制で問い合わせは同店 携帯電話080(1887)4235。

 市内末広町には3日、ボードゲームとeスポーツが楽しめる「エクスカフェ」がオープンした。国内外から200種類以上のボードゲームを取りそろえ、平日1ドリンク付き税別1200円で楽しめるほか、コーヒー(同400円)や生パスタカルボナーラ(同600円)などの料理を提供する。

 伊藤憲代表は「ボードゲームは相手がいる。コミュニケーションが図られ、新しい仲間をつくるきっかけになる」と魅力を語る。約60席あり、囲碁や将棋は手指消毒の上、無料で楽しめる。

 起業への関心の高まりは、苫小牧商工会議所の新規創業セミナーの参加者数からもうかがえる。2019年に26人だった1日コースの受講者は、20年は42人に急増。今年は21日に開講するが、すでに定員30人に達したため募集を締め切った。4日間コースも20年は5人だったが、21年は17人が受講している。

 同商議所の担当者は「コロナ禍で、女性を中心に介護やマッサージなど幅広い職種で創業に関心を持つ人が増えている。事業所が増えることで市の活性化につながる」と歓迎している。

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